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M08 CONCEPT

 

 

G-WORKSで作るM08を記事にしました。

 

この仕様はあくまで店主が”こうやっている”と言うもので

 

決して”こうしなければならない”物ではございません。

 

また記事にした時の状況で商品や組み立て方を選んでいますので

 

変わることは多々ございます。

 

M08を購入された人の参考にでもなれば?

 

と思い書いております事をご理解の上

 

お読みいただければと思います。

 

またこの記事は勝手に追加変更されますのでご注意下さい。

 

 

 

 

タミヤのリヤ駆動マシン

 

M08 CONCEPT

 

今までのMシャーシリヤ駆動である

シリーズには

さっぱり走らない思いしか記憶に無いので

 

今回も…

全く期待していませんでした。

 

 

それが…

 

 

さてM08の組立です。

 

シャーシは大きく分けて2分割

今までのシャーシではS、M、Lとホイールベースを変えるのが結構面倒くさかったですよね?

 

それがM08ではサスアームを裏返したりしなくても変更出来るので大変便利。

 

シャーシ後ろ側は折れそうなくらい細くなってます。

 

大丈夫なのかな?という心配はありますが

これがいいロールを生むのでしょうか?

 

価格も定価で18,000円とお求めやすい価格設定ですが

ダンパーがCVAダンパーだったりターンバックルもスチールでホイルハブも勿論樹脂製だったりと

価格を下げる努力が見て取れます。

ネジも+ネジなんで六角タイプを選ぶなら

カスタマーかOPのチタンビスセットとなります。

勿論タミヤ以外でもアルミ+チタンのセットはありますが

タミヤ公式レースに参加されるにはタミヤ製となりますので

ご注意を

 

 

 

製作に当たって注意するところは

まずはベアリングの脱脂

 

ラジコンを始めた頃はよくやっていたのですが

年月とともにやらなくなっていました。←面倒くさいですから

 

店主もあまり気にしていなかったのですが

タミヤ製のベアリングは精度が悪いのか?

耐久性重視なのか?

わかりませんがかなりな量のグリスが注入されています。

小さなタミグラ程度のコースではあまり差は感じられないのですが、掛川サーキットなどの大きなコースでは、脱脂しているか?していないか?

で差は出ると思います。

実際の話ですがTA07を使っていた人がR発売に奮発してTA07Rを購入したのですが

当店のコースで新車のTA07Rにした途端に今までのTA07より遅くなり

その方はかなり悩んでいました。

 

結局のところベアリングの脱脂をしていなかった事が発覚!

ベアリングを脱脂交換しただけでタイムが上がったのには驚きました。

ですからこのようにベアリングの脱脂は速さを追求するなら必要だと思いますが

外コースを走らせる人はホコリ等で1パックでもベアリングに相当なダメージを抱えると思います。

タミヤの公式レースに出られないなら他社のベアリングと交換するのが

てっとり早いと思います。

 

 

 

数回溶剤(ジッポーオイル)を入れ替えして

脱脂していますが

写真は最初の頃

まだまだ濁っていますね

 

この溶剤については

いろいろなものがあると思いますので

ご自分に合ったものを

探してご使用下さい。

パーツクリーナー、ホワイトガソリン、シンナー、灯油、RC専用の 脱脂剤…等あると思います。

 

 

 

 

 

 

 

この濁りがなくなってきたら

グリスが抜けたのでは?

と判断しています。←本当か抜けたのかは確認していません(気分です)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてベアリングには

魁プロジェクトのスーパールブ

これが最近のお気に入り。

 

 

 

※スーパールブにしろあのグリスや例のグリスは…

できれば教えたくないくらいです(笑)

 

 

 

 

 

 

組立項目3

 

いきなりサスアームの一部を切り落とす…

このあたりパーツの使い回しで

タミヤの得意?とするところ

勿論新規で作れば

それなりに価格に影響するので

開発者も大変だったと思います。

 

店主は昨年のワールドチャンピオン決定戦で頂いたタミヤ製のニッパで切り落としました。

このニッパ

本当に良く切れます。

昔、同大会に参加して頂いた金色のラジオペンチは

「あなたの落としたラジオペンチは金色ですか?

それとも普通のラジオペンチですか?」

と問われたら

間違いなく

「普通のです!」と言い切る品物でした(笑)

 

 

Item No:74129クラフトニッパー (プラスチック/軟金属用) 

 

 

サスマウントはM07と同じような感じで止めるタイプですが、

リヤミッドのM08はモーターがこの辺りに来るので人によっては、合成ゴム系のボンドでナットを止めたり、スポンジテープで塞いだり、アルミナットに変えてモーターの磁力でくっつかないようにする等色々です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は

合成ゴム系のボンドで止める方法を行いました。

 

写真のように

ほんの少しだけつけます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サスピンに”あのグリス”を塗って組むと

スルスルになりますよ。

 

 

 

 

 

 

 

センターシャフトには

ネジロック剤を使用します。

緩んだら嫌ですから…

 

写真では違う場所にネジを入れてますが…汗

タミヤのこのネジロック剤は空気と遮断することで固まるのでたっぷり塗っても意味はないです。

 

 

 

 

 

 

樹脂パーツには

 

オススメアイテム

タミヤの転造タップOP.1232 3mmビス穴タップ(M3×0.5)

これをItem No:74086モデリング ドリルチャックの先端部分だけ電動ドライバーに組み合わせてネジを作ります。

普通の切削タップは、円筒内面にねじの溝を掘り下げてねじを作りますが、転造タップは、円筒内面にねじの山を盛り上げてねじを作ります。 切削タップは溝を掘るという事で掘られた部分が切り屑となって現れます。 これに対して、転造タップは、谷にする部分を潰して押し出されたものを寄せて山にします。 このため、転造タップは原則として切り屑が出ません。

 

 

 

 

ギヤデフのシール部は特に漏れが発生する悩める場所。

 

今回は”俺のグリス”をそのシール部であるOリングに塗ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

付属のギヤを使うなら

このようにベベルギヤの下側に

カエリがありますので

それをカッターで綺麗にとってやる必要があります。←これは重要

 

なおOP.1428 TA06 ギヤデフ用スチールベベルギヤセットを使うとこのカットは不要です。 

 

 

 

 

 

 

 

 

クロスシャフトは樹脂だと精度が悪いので

金属のOP.1311 TA06 ギヤデフクロスシャフトに交換しベベルギヤとギヤケースの

クリアランス確保の為

0.1mmのシムOP.585 φ3mm シムセット を入れます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このシムにより

ギヤケースとベベルギヤが

直接当たらなくなるので

スムースな回転を得られると思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オイルの量ですが

約1g程度かな?と思います。

もっと入れる人もいるかもしれませんが

そのあたりは好みで

ただ入れすぎるとケースから漏れ出るので

それがギヤに付着すると抵抗になるので

多いよりは少ないかな?

くらいがいいかなと思っています。

また初心者にありがちなのが

一回入れればいい!というものではなく

ギヤデフのジョイントカップにオイルが

付いていればそれは漏れている!

という事ですから

定期的な補充&交換が必要です。

当店のお客様でも一回入れて

それっきりって人もいますが

それだとギヤデフとしての機能を果たしません。

 

また絶対にハカリで測らなければ

ならない!

なんて事もないです。

無ければ写真のようなところでいいかと…

入れる量のポイントは次に組み込むギヤの分のスペースが残っていることを考えれば

溢れるか?溢れないか?

わかると思いますし少々の量の違いで走行特性が変わるのを

理解できる人は…少ないと思いますから

そんなに神経質にならなくても大丈夫です。

 

 

 

ギヤデフを組み上げると

次はベアリングを入れるのですが

今回組み込もうとしたギヤデフでは

矢印の部分が若干キツかったので

布ヤスリで削りました。

この部分が奥まで入っていないと

ギヤボックスに入れるときに

うまく嵌りませんのでご注意下さい。

 

 

 

 

 

 

 

あのグリスを塗って

ギヤボックスに入れたとこ

 

ギヤにグリスを塗るのは

歯ブラシがオススメです。

 

 店主は遠征に行った時に

泊まったビジネスホテルのを

使っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドライブシャフトには

”例のグリス”

粘そうに見えて

粘くなく

柔らかいのに

飛び散りにくいという…不思議

 

ポイントは金属が接触する部分に

塗るということ

塗っていないとあっという間に

摩耗しますよ。

勿論小さいピンにも塗ってから

組み込みますし

ジョイントカップに当たる

ピンにも塗っておきます。

ジョイントカップが摩耗すると

トラクションのかかりが悪かったり

コーナー旋回時に

摩耗した部分に引っかかって

コーナリングにも影響します。

 

 

 

 

サスアームと

アップライトの

組立ですが

ここのクリアランスも重要なので

あくまでサスアームとアップライトを

上下させてもスムースに

動くことが前提となります。

動きが渋い場合には

アップライトかサスアームを

ヤスリ等で削って下さい。

 

写真で見ると成形時のカエリがありますので

ここを平にして下さい。

 

 ここに”あのグリス”を塗ってもスルスルになりますよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

ステアリングポスト

ここも常に動くところなんで

ネジロック剤を使いたいところ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

塗る量は…

 

こんな感じで

 

少量です。

 

 

 

 

 

 

 

アップライトは

ネジを真っ直ぐに入れないと

左右にステアリングを切った時に

動きが渋くなります。

そんな時に重宝するのが

コレ!

 

キングピンアライメントツール 

このツールは、上端にM3ネジ山が付いた特別に設計された先端を利用し、プレーンの下部はステアリングブロックの下側キングピン穴に滑り込み、ネジ山が完全な角度でカットされるようにします。ステアリングブロックを回転させることで、反対側のネジ山を切ることができます。2つの穴が揃っていることに加えて、不要なミスアラインメントや摩擦がなくなります。また、タップすることでステアリングナックルとCハブ領域の組み立てが簡単になります。 

もちろん当店で販売中です。

 

 

注意が必要なのは

 

この部分

 

これを間違えると

 

キャスターが2度指定なのですが

 

逆の-2度になってしまうので

 

ハンドリングが超クイックに(笑)

 

横から見た図が”おみそブログ”で

 

紹介されていましたので

 

無断掲載(笑)します。

 

ここにもM08の組立が掲載されていますので

 

こちらのほうが綺麗で丁寧で

 

それはもう!全てパクリたいくらいです(笑)

 

https://www.omiso.blog/

 

 

 

右が説明書通りの2度

 

左が-2度

 

こうやって比べると

 

違いがわかりますよね。

 

おみそブログ様頂きました。

 

マシンがうまく走らない…

 

そんな人は確認してみて下さい。

 

と言いながら自分のも心配になってきた…

 

 

 

これ以降は

特にないので

割愛します。

※気が向いたら追加します。

 

ダンパーは…

M07のをもぎ取ったので…汗

 

 

 

OPパーツでスタビを装着する場合

 

M07のスタビが指定されていますが

 

それに入っているボールリンクを使うと

 

フロント側は長すぎますので

 

 

 

 

 

これに変えて使用して下さい。

 

恐らく取説にも修正が入るのでは?

 

と思います。

 

 

 

 

 

 

このシャーシは

 

サーボがロープロフィール指定されていますので

 

今までのスタンダードなサイズのサーボでは

 

搭載できないと思います。

 

サンワユーザーであれば

 コアレスのPGS-CLやCLⅡがオススメ

 やはりサーボのプログラムを変えれるというのは大きなメリットがあります。

しかし言い換えればそれを使えない

もしくは使いこなせないユーザーであればKO PROPOのFlection Type-Tなどがタミヤレギュレーションに特化した5種類のモデルデータをを搭載しているのでサーボセレクターで変えることが出来るのでいいかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな感じで

 

意外とさくっと

 

出来ちゃいます。

 

M07より組立が早いですね。

 

ちなみにこのマシンは

ネジがチタン製なので

M-Sportsにロードスターで

出場すると

重量が圧倒的に足りませんから

金ののべ棒OP.1401 TA06 バランスウエイト程度は必要となります。

このあたりは載せるボディで変わってきますので

搭載する可能性があるボディで一番軽い物で計測して

ウエイトを載せておくと

ボディを交換しても重量違反で車検落ちする事はないと思います。

またタミヤGPに出場する際には

大事なトランスポンダー(計測装置)を搭載する場所を決めておく必要があります。

ポンダーステーは付属のパーツの中にありますので

捨てないように